1. 訪れる前に知っておきたい基本データ
| 項目 | 内容 |
| 城郭名(番号) | 龍岡城(続日本100名城 第129番) |
| 別名 / 所在地 | 龍岡城五稜郭、田口城 / 長野県佐久市田口564 |
| 築城主 / 築城年 | 松平乗謨(大給恒) / 元治元年(1864年)築城開始 |
| 主な遺構 | 堀(水堀・星形稜堡)、土塁、御台所(現存建物)、石垣 |
| スタンプ設置場所 | 龍岡城五稜郭「であいの館」(開館時間:9:00〜16:00、休館日:火曜日・年末年始) |
| 駐車場 | であいの館前・無料駐車場(約4〜5台・混雑しにくく駐車はスムーズ) |
| 所要時間目安 | 30分(であいの館・遺構のサクッと見学)〜1時間(資料映像・細部鑑賞)、展望台散策を含めると約2時間 |
2. 龍岡城の所要時間・見学時間の目安
- 見学ルート別所要時間:
- であいの館&敷地サクッと散策ルート(約30分): 100名城スタンプを押印し、「であいの館」内の展示資料を見て、現存する御台所や水堀をひと通り確認する標準的なコース。
- 展示・映像じっくり学習ルート(約1時間): 「であいの館」で上映されている解説ビデオを最後まで観賞し、幕末の蘭学や松平乗謨の歴史的背景、星形縄張りの構造を深く紐解くコース。
- 展望台挑戦&全貌鑑賞ルート(約2時間): 龍岡城の星形全体を見下ろす展望広場(山頂方面)への散策を含めたハイキング込みのフルコース。
- おすすめの訪問時間帯:
- 「であいの館」が開館する午前9時〜11時ごろの訪問がベスト。訪問客が少なく静かで、光の加減も良く、水堀に映る土塁の美しい写真を落ち着いて撮影できます。
3. 龍岡城の駐車場・アクセスと混雑状況
- 駐車場の場所・料金・収容台数:
- 敷地手前の案内所「であいの館」のすぐ横に、無料の駐車場が用意されています。駐車可能台数は4〜5台程度と省スペースですが、観光客の回転が早いため、満車で停められないというリスクは比較的低めです。
- 土日祝の混雑傾向と回避策:
- 大型観光地(函館五稜郭など)とは異なり、訪問客は歴史ファンや100名城スタンプラリーの巡礼者が中心です。激しい混雑が発生することは稀で、いつでもスムーズに駐車できます。
4. 龍岡城の観覧料金と割引チケット情報
- 入城料・観覧料金一覧:
- 入城料(城跡散策): 無料
- 「であいの館」見学料: 無料
- お得に入る方法:
- 龍岡城跡および「であいの館」の施設見学はすべて無料で公開されているため、JAF割引やアソビュー等の事前割引チケットの手配は不要です。ふらっと気軽に立ち寄れるのが嬉しいポイントです。
5. 龍岡城のおすすめ見学ルートと城内マップ(現地レポ&構造考察)
【見どころ1】構造・防御ロジックの考察(西洋軍学と幕末の現実)
日本にたった2つしか存在しない星型城郭(五稜郭)。そのもうひとつが、ここ長野県佐久市にある龍岡城です。
築城主の松平乗謨(大給恒)は、蘭学・西洋軍学に傾傾した超理系思考の城主。ペリー来航以降の砲撃戦に対応するため、大砲の死角を完全に消し去る「稜堡(りょうほ)式」の星形縄張りを自ら設計しました。
現地で水堀と土塁を眺めると、突角部に配置された砲台スペースや、侵入者を交差射撃で迎え撃つ緻密な角度設計に息を呑みます。しかし、内部に建っていたのは天守ではなく二条城のような「平屋の御殿」。さらに予算不足により、星形の砲門の一部が未完成のまま幕末を迎えることとなりました。理想的な西洋最新防衛論と、幕末の藩の財政難というリアルなギャップを観察できる点こそ、城郭構造マニアにとっての真の醍醐味です。
城内には松平乗謨(大給恒)の功績を称える記念碑が建てられており、星形の縄張り図とともに日本赤十字社(博愛社)の創設や勲章制度の確立といった歴史的背景が刻まれています。

また、城門跡の石碑や木橋を渡って一歩足を踏み入れると、石垣と水堀が独特の角度を描いて延びています。西洋式の稜堡構造と伝統的な和風城郭の石垣技術が見事に融合した景観は、他のお城では味わえない独特の趣があります。
【見どころ2】親子での発見エピソード(上から見たかった無念と自由研究の衝撃)
今回の一番の目的は、「星型の全貌を上から見下ろす」ことでした。城の裏手にある展望広場(展望台)からは綺麗な五稜郭が見えるとのことで挑戦しようとしたのですが……案内を確認すると、道幅がかなり細く運転にかなりの神経を使う上、徒歩で登るにもそこそこの体力と時間が必要なハイキングコースとのこと。今回は安全と体力を考慮して断念しました。「五稜郭はやっぱり上から見てナンボだよなぁ…」と、星形を俯瞰できなかった無念さは残りましたが、これも現地に足を運んだからこそわかるリアルな体験です。

また、城郭の敷地内に入って驚いたのが、かつて本丸御殿があった場所に小学校の校舎が建っていること。事前に調べていなかったため「夏休みだから誰もいないのかな?」と思ったのですが、なんと既に閉校済みとのこと。歴史ある城の郭内で子供たちが学んでいた時代の余韻と、静まり返った校舎の哀愁が漂う独特の空間でした。
そして最も印象的だったのが、案内所「であいの館」に展示されていた地元小学生の自由研究です。
「龍岡城に来た観光客にアンケート!訪問目的は?」というテーマで調査されたグラフが飾られていたのですが、なんと回答の圧倒的第1位は……「100名城(続100名城)のスタンプを押すため」!
小学生の素直で容赦ないリサーチ結果に、「俺もその中の1人だ…!」と思わず吹き出してしまいました。100名城スタンプラリーを楽しむ城好きたちの足跡が、データとして実証されている素晴らしい発見でした。
6. 龍岡城周辺のおすすめランチ・子連れ情報
- 路上で見つけたお楽しみ!「北斗の拳マンホール」:
- 佐久市は名作漫画『北斗の拳』の原作者・武論尊先生の出身地。そのため、龍岡城周辺や市内の主要スポット周辺の路上には、ケンシロウやラオウなどのデザインマンホールが設置されています!お城散策の道中で「あ!ケンシロウだ!」と宝探し感覚で発見できるため、お子様連れのドライブには最高のアトラクションになります。
- 城巡りのお供(名物ランチ・お土産):
- 龍岡城周辺は静かな住宅・田園地帯となっています。車で少し移動した佐久市街地周辺では、名物の「信州佐久鯉料理」や、喉越しの良い「信州そば」を味わえる飲食店が多く点在しています。
- 子連れ・ファミリー向け注意点:
- 城内・水堀沿いは平坦な道が多く、小さなお子様連れやベビーカーでも安心して散策できます。
- 展望広場を目指す場合は、急斜面や狭い山道を通ることになるため、十分なトレッキング装備と事前の体力配分が必要です。無理をせず「であいの館」周辺と御台所・水堀の散策に留めるのも賢い選択です。
7. まとめ&周辺城郭モデルコースへの案内(ハシゴ旅のヒント)
- 龍岡城見学のポイントおさらい:
- 日本に2つの星型城郭: 砲撃戦を想定した稜堡式縄張りと現存する「御台所」は必見。
- 見学時間の目安: であいの館と敷地散策だけなら約30分〜1時間でサクッと攻略可能。
- スタンプと資料: 「であいの館」でスタンプを押しつつ、地元小学生の素晴らしい自由研究を要チェック!
- 展望台への挑戦: 上から星形を見るルートは道路状況・体調と要相談。
- 【おすすめ】周辺のお城も一緒に巡るならこの記事!:
- 龍岡城のある長野県東信エリアには、名城ファンなら絶対外せない歴史的城郭が目白押しです。小諸城の穴城構造や上田城の真田氏の足跡とセットで巡ることで、信州の城郭史をより深く体感できます。

コメント